2010年09月29日

【第3講座 TWO WORD VERBSの学習】もくじ


TWO WORD VERBSは英語の心

【第3講座 001】

【TWO WORD VERBSの学習】もくじ

はじめに

日本人の英語運用能力の貧しさを指摘する場合、様々なポイントがあるが、日本人にとって意外な盲点となっているのがこのtwo-word verbsだ。

日本で教えているネイティブの英会話教師も、日本人の英語表現の貧しさを指摘する際、必ずこれを話題にする。実際、英会話学校に通っている人の多くが、「あなたはボキャブラリーが少ないですね、もっとボキャブラリーを増やす努力をしなさい」と指摘された経験を持っているはずだ。

日常会話や留学、あるいはそれらにおける能力が試されるTOEICやTOEFLなどで要求されているのはこのtwo-word verbsの運用能力なのだ。なぜならこれは彼らが日常生活会話で使う70%前後をカバーすると言われているからだ。

この能力が極端に欠落しているのが日本人の現実といえるだろう。
これは難しい単語ばかりを丸暗記せざるを得ない受験勉強の悪影響とも、あるいはこれらをイディオム(慣用句)だとか、2語動詞だと言い、本質的なことを教えずに丸暗記の対象としてきた華麗な成果?と言えるが、何より日本人の英語学習に「英語は英語の発想でとらえるべきだ」という視点が根本的に欠けていることにある。

この本では、それを本質的に理解していただくために例文を多用しイメージとしてとらえる工夫をした。それはとりもなおさず方位や位置でものごとをとらえるネイティブの発想を身につけていただくためだ。「英語は英語の発想でとらえなければならない」という当たり前のことを実践した始めての学習書と言える。

  電子出版本 two-word verbsこそ英語の心 「一週間で頭にしみ込むイディオム」より

目次

Chapter 1

 イメージトレーニング英語学習ガイダンス
  (PART-1) 英語は英語の発想でとらえなければならない
   (1) 英語の発想でとらえるということ
   (2) 英語は分析的な言語だ
   (3) 物理的な位置関係が心理的な状況にも類推される
   (4) まずはよく働く動詞を身につけなさい

  (PART-2) 誰も教えなかった次世代型英語学習法
   (1) ことばはフレーズで覚えなさい
   (2) ファンクションメソッドとは

Chapter 2 be動詞と方位語との結びつき
   [UNIT-1] 周辺の位置関係を表す
       about[around], among
   [UNIT-2] 前・後・中間の位置関係を表す
       after, behind, before, between
   [UNIT-3] 上方・下方の位置関係を表す
       up, down
   [UNIT-4] 起点・到達点の位置関係を表す
       from, to
   [UNIT-5] 範囲内・範囲外の位置関係を表す
       in, into, out, out of
   [UNIT-6] 密着・継続、急速離脱・中断の位置関係を表す
       on, off
   [UNIT-7] 真上・真下の位置関係を表す
       over, under
   [UNIT-8] 横断・進行・貫通の位置関係を表す
       across, along, through
   [UNIT-9] 対象・反抗の位置関係を表す
       for, against
   [UNIT-10] 一点・属性・傍の位置関係を表す
       at, of, by
   [UNIT-11] 離脱状態・先頭・後退の位置関係を表す
       away, ahead, back
   [UNIT-12] with, without
       付帯・非付帯の位置関係を表す

Chapter 3 基本的な一般動詞と方位語との結びつき(1)
   [UNIT-1] 「去り行くか」か「出現するか」
       go, comeが作るtwo-word verbs

Chapter 4 基本的な一般動詞と方位語との結びつき(2)
   [UNIT-1] 「得る」か「与える」か 115
       get, giveが作るtwo-word verbs

   [UNIT-2] 「あらしめる」か「とっかかる」か
       take、putが作るtwo-word verbs

   [UNIT-3] 「現実化させる」か単に「する」か
       make, doが作るtwo-word verbs

   [UNIT-4] 「維持する」か「許す」か
       keep, letが作るtwo-word verbs
   [UNIT-5] 「認知する」か「送り出す」か
       see, sendが作るtwo-word verbs

   一週間で頭にしみ込むイディオム基本13動詞編より

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[ご注意]このブログに掲載されている文書・画像・映像・写真等の著作権はファンクションメソッド英語研究会(コミニカ英語研究会)中嶋太一郎に帰属し、許諾なく 複製・頒布を行うことは 法律で固く禁じられています。
特に各種「コミニカ英作法」「英語の九九ファンクションフレーズテーブル」等の使用について当研究会の許諾を得てください。
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2010年10月17日

(イディオム)(PART-1) 英語は英語の発想でとらえなければならない


TWO WORD VERBSは英語の心

【第3講座 002】

【Chapter 1 Two Word Verbsイメージトレーニング英語学習ガイダンス】

(PART-1) 英語は英語の発想でとらえなければならない

(1) 英語の発想でとらえるということ

●どうしてput offが「延期する」などの意味になるのか


T: さて、put offと言えば、どんな意味を思い浮かべますか?

S: 「延期する」「消す」「止める」、私が覚えているのはこんなものです。

T: でも、putの意味は「置く」、offを「から」などと覚えているんだろう。その意味から、どうして「延期する」「消す」「止める」などの意味になるか考えてみたことがありますか。

S: でもこれらは熟語だから、そのまま覚えるしか仕方がないと思うんですけど。学校時代にもそう習いました。

T: たいていの人は熟語、つまりtwo-word verbsというものは、それらしき日本語訳を結びつけて丸暗記することだと考えてるんだね。でもそんな学習では、暗記しては忘れ、忘れては覚えるといった無限暗記地獄に陥る。大切なことは、英語の発想でとらえることなんだ。

●英語の発想でとらえるということ

T: 日本語の意味では「延期する」「消す」「止める」となるが、英語ではputとoffだけが使われているだけだ。このputとoffの意味をきちんと整理しておかないと、いくら「延期する」「消す」「止める」と覚えてもいつまでもその本質は理解できないよ。

S: 確かにそうですね。日本語の意味はまったく違うものね。

T: 英語の発想では、putは「あらしめる」、またoffは「急速離脱・中断」の意味を持っている。このことをしっかりと確認してください。

S: 「あらしめる」というのはどんな意味ですか?

T: そうね。若い人にはすでに使われていないことばかもしれないね。ぼくがある大学でTOEIC試験の講座を受け持っていた時も、よく同じ質問を受けたよ。そう、ここでは「ある状態にさせる」とでも考えてください。

つまりput offの本質的な意味は、「ある対象を急速離脱・中断の状態にする」ということなんだ。そのある対象を「会議」とすれば、それは「延期する」、あるいはその対象が、「火」とすると「消す」、あるいはその対象が「ガス」とすると「止める」ということになる。しかし重要なことはこれは日本語の発想からの訳語に過ぎないことだ。次の例を見てください。これらは本書にあげられた例文だ。P175参照

 (1) Let us put off our meeting till he comes back.
   私たちの会合は延期しましょう/彼が帰ってくるまで
 (2) Don't forget to put the lights off.
   明かりを消すのを忘れてはいけないよ
 (3) Please put me off at the next stop!
   次の停留所で降ろしてください!
 (4) Anxiety put him off.
   彼は不安で(仕事などに)身が入らなかった
 (5) The smell put me off.
   私はそのにおいにうんざりだった
 (6) The accident put him off drinking.
   その事故が原因で彼は酒を飲まなくなった

T: どれもが、「ある対象を急速離脱・中断の状態にあらしめる」となっていることがわかりますか。

(1) 「会議を急速離脱・中断の状態にあらしめる」
(2) 「明かりを急速離脱・中断の状態にあらしめる」
(3) 「私(me)を急速離脱・中断の状態にあらしめる」
(4) 「彼(him)を急速離脱・中断の状態にあらしめる」
(5) 「私(me)を急速離脱・中断の状態にあらしめる」
(6) 「彼(him)を急速離脱・中断の状態にあらしめる」

T:「英語は英語の発想でとらえなければならない」というのは実はこのことだ。英語は単にput offだけでそんな表現を可能にしてしまう発想をもった言語なんだよ。

S: そうか。私たちはputやoffなどに安易な訳語を当てはめて覚えてしまったこと、またそれらでできているput offという熟語はまったくそれらとは別個のことだととらえていることに問題があるんですね。

T: どちらの方法も、実は英語を日本語の発想で処理しているのに過ぎないということだ。

S: put offという熟語が日本語訳では「延期する」「消す」「止める」など、ほとんど関連がつかない意味となっていても、英語の発想では本質的には同じなんですね。

T: そうなんだ。それがとても大切なことなんだ。たとえ丸暗記してもそれだけのことで、英文を読解する場合には少しは役にたつかもしれないが、speakingやliteningの場面ではほとんど役だたないと思うよ。

   一週間で頭にしみ込むイディオム基本13動詞編より抜粋

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(イディオム)(2) 英語は分析的言語だ


TWO WORD VERBSは英語の心

【第3講座 003】

【Chapter 1 Two Word Verbsイメージトレーニング英語学習ガイダンス】

(PART-1) 英語は英語の発想でとらえなければならない

(2) 英語は分析的言語だ

●分析的な言語とは


S: 分析的な言語とはいったい何ですか?

T: 英語の発想には、方位や位置を用いてものごとを表現する特色があるんだ。そういう意味で英語は分析的な言語だと言われてる。

S: 具体的な例で説明してください。

T: 実は、日本語にも同じような表現があって、君たちも普通に使っている。例えば、「物を持ち上げる」hold up something、あるいは、「見上げる」はlook up、「見下げる」はlook downだ。

S: その方位や位置を表すのが、英語では方位副詞や前置詞なんですね。

T: まったくその通りだ。方位副詞という名前はそのままだが、前置詞という名前をつけたのはとてもひどい。「前に置くことば」では何のことかわからないよ。明治時代には所位語と訳した人もいたが、元々英語では前置詞はprepositionだ。positionというのは野球用語のポジション、つまり「位置」のことだよ。だからぼくは、方位副詞と前置詞をまとめて方位語と呼んでいる。

 方位副詞の例
   away, back, down, up, off, on, out, over, up, etc.

 前置詞の例
   against, at, in, into, from, of, to, with,etc.

S: なるほどね。日本語の「持ち上げる」「見上げる」の「上げる」が英語のupと同じだということは理解しやすいですが、put offなどとなるとむずかしいですね。

T: でも今までの説明でその理解は決してむずかしくはないだろう?

S: offを「急速離脱・中断」とイメージすれば、それほどむずかしくはないですね。また他の方位副詞も前置詞もそれぞれのイメージを持てば熟語は丸暗記ではなくなるわけですね。

T: そうそうこの本を読み終われば、そのイメージを実感できることになるよ。

   一週間で頭にしみ込むイディオム基本13動詞編より抜粋

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